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宮後遺跡

 
書名ふりがな
みやうしろいせきに/みやうしろいせきさん
書名
宮後遺跡2/宮後遺跡3
副書名かな
やさしさのまち「さくらのさと」せいびじぎょうにともなうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
やさしさのまち「桜の郷」整備事業に伴う埋蔵文化財調査報告書
巻次
3/4
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
240/241
編著者名
和田清典/吹野富美夫/浅野和久/荒蒔克一郎/駒澤悦郎  川又清明/浅野和久
編集・発行機関
財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029-225-6587
発行年月日
20050325
遺跡番号
08302-228
遺跡名かな
みやうしろいせき
遺跡名
宮後遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんひがしいばらきぐんいばらきまちおおあざこんどうあざみやつけ
遺跡所在地
茨城県東茨城郡茨城町大字近藤字宮附222番地の3ほか
遺跡北緯度
36度19分32秒
遺跡東経度
140度24分33秒
遺跡標高
24〜29m
調査期間
19980401-20000331
調査面積
39064 ㎡
調査原因
やさしさのまち「桜の郷」整備事業に伴う事前調査
種別
集落跡
時代
縄文中期/弥生後期後半〜古墳初頭/古墳/奈良・平安/中・近世/不明
遺構と遺物
縄文時代中期 竪穴住居跡62軒,屋外炉3基,土坑1026基,土坑墓238基,土器埋設土坑5基,ピット群1か所,ピット359基,陥し穴3基/縄文土器(浅鉢・深鉢・鉢・甕・器台),土製品(土器片円盤・耳飾),石器(石斧・石鏃・石皿・磨石・凹石・敲石),石製品(翡翠製垂飾・琥珀製垂飾・抉状耳飾・石棒)
弥生時代後期〜
古墳時代初頭
竪穴住居跡5軒/弥生土器(壺・片口鉢),土製品(紡錘車),石器(敲石)
古墳時代 竪穴住居跡11軒/土師器,土製品(紡錘車)
奈良・平安時代 竪穴住居跡117軒,竪穴状遺構1基,掘立柱建物跡63棟,土坑25基,溝1条,粘土採掘坑5基,遺物包含層1か所/土師器,須恵器,灰釉陶器(椀・壺),石器(砥石),土製品(紡錘車・土玉),石製品(丸鞆・巡方),鉄製品(鏃・斧・鋤先・刀子・ホ具)
中世・近世 竪穴状遺構11基,地下式壙18基,堀1条,井戸跡7基,粘土貼土坑1基,土坑墓1基,道路状遺構1条/土師質土器(内耳土鍋),陶器(常滑甕),石製品(茶臼)
時期不明 竪穴住居跡6軒,屋外炉8基,掘立柱建物跡3棟,火葬土坑5基,井戸跡6基,溝26条,土坑・土坑墓371基/古銭,磁器(皿)
特記事項
縄文時代から中世にかけての複合遺跡である。特に,縄文時代中期に大規模な環状集落が形成され,その中央部に土坑墓群が分布していた。土坑墓からは翡翠製垂飾,琥珀製垂飾などが出土している。フラスコ状土坑からは良好な一括資料が出土している。弥生時代後期から古墳時代前期にかけて集落が営まれ,その後,平安時代にはこの地域の中心的な集落が形成された。注目すべき出土遺物として「在」,「南主」などの墨書土器,灰釉陶器,丸鞆・巡方などがある。
 

宮後遺跡2 近景
  宮後遺跡3 第110号住居跡出土遺物
 
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