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宮原前遺跡

 
書名ふりがな
みやはらまえいせき
書名
宮原前遺跡
副書名かな
いっぱんこくどう468ごうしゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうしんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名
一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名
茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号
第335集
著者名
齋藤和浩
編集・発行機関
財団法人茨城県教育財団
郵便番号
310-0911
所在地
茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号
029 -225-6587
発行年月日
2011(平成23)年3月23日
遺跡番号
08211−014
遺跡名かな
みやはらまえいせき
遺跡名
宮原前遺跡
遺跡所在地かな
いばらきけんじょうそうしおおのごうまちかとりまえ
遺跡所在地
茨城県常総市大生郷町香取前5812番地の1ほか
遺跡北緯度
36度4分23秒
遺跡東経度
139度57分14秒
遺跡標高
19〜20m
調査期間
20090801〜20100131
調査面積
16,216㎡
調査原因
一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設に伴う事前調査
種別
集落跡/その他
時代
縄文/奈良/平安/中世/不明
遺構と遺物
縄文 陥し穴2基/縄文土器(深鉢)
奈良 竪穴住居跡19軒,掘立柱建物跡3棟,連結竪穴遺構1基,土坑6基/土師器(坏・甕・甑),須恵器(坏・高台付坏・双耳坏・盤・鉢・甕・甑),土製品(紡錘車・管状土錘),石器(砥石・紡錘車),金属製品(刀子・鎌・鏃・鉤)
平安 竪穴住居跡10軒,掘立柱建物跡10棟,土坑3基/土師器(坏・甕・甑),須恵器(坏・高台付坏・双耳坏・蓋・甕・甑),土製品(紡錘車・支脚・管状土錘・土玉),金属製品(刀子・鎌・鏃・鉤)
中世 掘立柱建物跡2棟,方形竪穴遺構1基,井戸跡1基,土坑1基/土師質土器(小皿) ,陶器(碗),石器(砥石)
不明 井戸跡3基,土坑45基,溝跡12条,ピット群5か所/石器(鏃・磨石),土製品(泥面子),金属製品(五徳・煙管)
要約
当遺跡は,縄文時代から中世にかけての複合遺跡で,奈良時代初めに集落が計画的に作られ,律令政治の崩壊とともに終焉を迎えている。未焼成の管状土錘などの土製品が多く出土し,水田経営の他に漁撈も生業としていたことがわかった。また,県内で初めて連結竪穴遺構(1条の溝が2基の竪穴遺構を連結している)が確認された。
 
西上空から見た宮原前遺跡
出土遺物(須恵器集合)
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