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東海事務所

〒319-1112 那珂郡東海村大字村松字白根146-25番地
TEL.029-283-2531
 
遺跡名
調査期間
主な時代
主な遺構
主な遺物
村松白根遺跡 平成16年4月〜平成16年8月 中・近世 建物跡,井戸跡 陶磁器、鉄製品、骨格器、硯など
 

村松白根遺跡 (むらまつしらねいせき/東海事務所)


平成16年8月の調査状況

 
昨年の4月から進めてきた調査も8月で終了しました。終了間際になって,建物跡の近くから倉庫の鍵や能で使われるお面などが出土しました。今から400〜500年前の「ムラ」の調査例は少ないため,出土した資料の一つひとつが当時の民衆の暮らしを知る上で大変貴重なものです。今後は,これらの資料を報告書にまとめ,調査の詳しい成果を皆さんにお知らせしたいと思います。

柱を埋めた跡から鍵が出土しました。
出土した土製のお面。

平成16年6月から7月の調査状況

 
当時の人々が住んでいた建物跡のすぐ近くから,井戸跡が2か所見つかりました。それらの井戸は,古いものと新しいものとがとなりあっているため,何らかの理由で作り替えたと考えられます。また,建物跡の内部からは炉跡や,粘土や貝を貼って作った遺構が一緒に見つかっています。
 
新旧2つの井戸が見つかりました。
建物跡の柱跡がいくつも並んでいます。

平成16年4月から5月の調査状況

 
昨年度に引き続いて,8月までの調査を予定しています。現在は,塩作りに携わった人たちが住んでいたと考えられる建物跡を調査しています。一軒の建物跡の周りには,土手状の高まりが見られました。これは,大風で集落が砂に埋もれてしまうのを防ぐためのものなのでしょうか。砂地で生活をするための工夫についても,明らかにしていきたいと思います。

砂を取り除き生活の跡を確認します
炉の跡(火を使った跡がよくわかります)
 
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