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つくば上河原崎事務所

〒300-2655 つくば市下河原崎字稲荷山712-3
 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
下河原崎谷中台遺跡 平成18年10月〜平成19年3月 縄文時代,古墳時代(中期,後期),近世以降 竪穴住居跡,土坑,炭窯跡 石器,縄文土器,土師器,須恵器,石製品,土製品
*主な時代をクリックすると年表がでます。
 

下河原崎谷中台遺跡(しもかわらざきやなかだいいせき)


平成19年3月の調査状況

 
当遺跡の調査は3月中旬で終了しました。確認された遺構は,住居跡34軒,土坑107基,陥し穴1基,炭焼窯2基です。出土した主な遺物は,縄文土器・土師器・須恵器・石器・石製品・土製品などで,縄文時代中期と古墳時代の中期から後期にかけての集落跡であることがわかりました。
今回の調査では,古墳時代中期の住居跡から転床(ころびゆか)に使われた根太(ねだ)が検出され,住居内の空間利用や構造を知る手がかりとして貴重な資料を得ることができました。 調査の成果についての詳細は,後日整理して報告書が刊行される予定です。
 

調査終了風景


根太跡が検出された第55号住居跡
 

平成18年12月の調査状況

 
10月から始まった調査は3か月が経過しました。
当遺跡からは,縄文時代や古墳時代(中期・後期)の住居跡,陥し穴,土坑などが確認されています。古墳時代の住居跡は,炉を持つものや竈を持つもの,火災にあった住居跡,柱穴では工具痕から道具の形状を想像できるようなものもあり,住居跡にも個性が感じられます。中には土器片が散乱して出土している状態から不要になった物を捨てていったと考えられる住居跡もありました。
当時の人々はどのような思いで生活をおくり,自分の住居をあとにしたのでしょうか。
 

土器の出土状況を図面にかきこんでいます。


大小2つの住居跡が並んで確認されました。
 

平成18年10月の調査状況

 
10月から調査が始まりました。当遺跡は,昨年度にも調査が行われており,今回はさらに北側を調査します。
現在は,遺構確認作業を進めており,縄文時代の土器や石器(磨石,石皿,鏃),古墳時代(中期)の土器片が確認されています。
この地に営まれた集落の様子が見えてくるような成果が上げられるように,調査を進めていきたいと考えています。
 
四角形に黒ずんだところが住居跡と
確認できます。
確認できた住居跡を掘り込んでいます。
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