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石岡事務所

〒315-0043 石岡市中津川570番地

TEL・FAX 0299-23-0221

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
槙堀遺跡 平成22年9月〜10月 縄文〜古墳 竪穴住居跡,土坑,屋外炉,埋没谷

縄文土器,弥生土器,土師器,土製品,石製品,自然遺物(貝)

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

槙堀遺跡(まきぼりいせき)[ご案内マップ]


平成22年10月の調査状況

  10月16日(土)に一般公開を開催いたしました。石岡市内の方々を中心に,100人を超える方々が来跡されました。当日は天候にも恵まれ,担当調査員から古墳時代の住居跡から確認された根太の跡や精巧に作られた滑石製の臼玉などの調査成果を興味深く聞いていました。各時代の人々がどのような生活を送っていたかを知っていただけたことと思います。 当遺跡の調査は今月で終了いたしました。確認した遺構は,縄文時代の住居跡8軒・土坑7基,弥生時代の住居跡2軒,古墳時代の住居跡1軒などです。住居跡や土坑から出土した土器などから,当遺跡は縄文時代後期に最も栄えたことが分かりました。また,弥生時代後期の住居跡内の穴からは,4個体の細口壺が出土しました。古墳時代中期の住居跡からは,壺や甕のほかに,坩や高坏などの供献土器なども見つかりました。この住居跡は,周辺に位置している国指定舟塚山古墳や府中愛宕山古墳よりも前の時代につくられたものであることがわかりました。
 
出土状況の写真を見て,縄文時代に思いをはせる参加者
調査員の解説に熱心に耳を傾ける参加者
 

石岡事務所(槙堀遺跡)発掘調査一般公開のお知らせ

  一般国道千代田石岡バイパス建設工事に伴い9月から調査している槙堀遺跡の一般公開を開催します。当遺跡では、縄文時代から古墳時代にかけての遺構を確認しています。一般公開では見つかった遺構と遺物を紹介します。皆様のご来場をお待ちしております。
1日時
平成22年10月16日(土)
午前10時30分公開・説明開始(午前11時45分終了予定)
2場所 槙堀遺跡 石岡市北根本猪野山793番地ほか
※駐車場[ご案内マップ]
3調査の概要 槙堀遺跡は、石岡市東部を流れる恋瀬川の支流山王川右岸の標高23mの台地上に位置しています。確認された住居跡は4軒ほどですが、縄文時代から古墳時代にかけての住居跡が見つかっています。この台地上に断続的ではありますが、集落が形成されていたことがわかりました。出土遺物は、縄文土器(深鉢)、弥生土器(広口壺)、土師器(高坏・坩)などです。当遺跡の周辺には国指定史跡「舟塚山古墳」や県指定史跡「府中愛宕山古墳」なども所在しています。これらの古墳築造以前の集落の一端を垣間見ることのできる遺跡です。
4問い合わせ先 財団法人茨城県教育財団企画管理課
TEL:029-225-6587石岡事務所
TEL:0299-23-0221
5その他 当日の問い合わせは石岡事務所にお願いします。小雨決行。
 
住居内から出土した弥生土器
古墳時代の遺物が出土した住居跡
 

 

平成22年9月の調査状況

  一般国道6号千代田石岡バイパス工事に伴う発掘調査で、調査面積は3,397m2です。縄文時代・弥生時代・古墳時代の竪穴住居跡4軒の他、土坑約80基、地点貝塚1か所などを確認しました。当遺跡は、石岡市の南東部、恋瀬川支流の山王川右岸の標高約20〜23mの台地上に位置し、北側には小支谷が入り込んでいます。台地上には県指定史跡の府中愛宕山古墳が存在し、発掘調査の作業を行っている現場からも、その勇姿を目の当たりにすることができます。また、南西部には国指定史跡の舟塚山古墳が位置するなど、大規模な古墳が多く確認されている地域です。
 
遺構確認を行うスタッフ
遺跡から府中愛宕山古墳を望む
 
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