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結城事務所

〒307-0046 結城市結城字作野谷466番地

TEL.FAX 0296-32-4822

 
遺跡名
調査期間
主な遺構
主な遺物
作野谷南遺跡 平成23年10月〜11月 縄文時代,中世 竪穴建物跡,井戸跡,土坑,陥し穴,ピット群

土師質土器,陶器,銭貨

*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

作野谷南遺跡(さくのやみなみいせき)[ご案内マップ]


平成23年11月の調査状況

10月から始まった作野谷南遺跡の調査が終了しました。今回の調査で,中世の竪穴建物跡3棟,井戸跡10基,墓坑10基,溝跡2条,ピット群5か所などを確認しました。遺構からは,土師質土器の皿や内耳鍋,陶器片などが出土しています。陶器片には,中国製の青磁や古瀬戸などの高級品が含まれ,この地域の有力者の存在がうかがわれます。遺跡の西部には,調査区域を二分するようにかつての結城郡を貫く「鎌倉街道」が通っています。この街道は,遺跡北の結城城から猿島郡を通り,武蔵国の東を経て鎌倉へ向かう幹線道路でした。街道沿いには,集落や墓域が存在していたことが明らかになりました。

 
作野谷南遺跡遠景(西から)
灯明にも使われた中世の土師質土器
 

平成23年10月の調査状況

 県道矢畑横倉新田線バイパス整備にともなう作野谷南遺跡の調査が始まって1か月がたちました。10月から11月までの2か月間で1,420㎡を調査します。中世の竪穴建物跡2棟,井戸跡6基,溝跡1条,土坑約100基などを確認しました。井戸跡は,調査区東側に集中しており,その西側に竪穴建物跡が確認できます。竪穴建物跡や井戸跡からは,15世紀代の土師質土器や陶器などが出土しています。近隣の中世遺跡との関連も含め,調査を進めたいと考えています。

 
遺構確認後の作野谷南遺跡(西から)
井戸跡を調査するスタッフ
 
 
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