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つくば上河原崎事務所 [ご案内マップ]

〒300-2661 つくば市上河原崎681番地
18 860 879*45
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
 

上河原崎前山遺跡(かみかわらざきまえやまいせき 08-220-379) [ご案内マップ]
18 890 138*12

所在地 茨城県つくば市大字上河原崎字前山403-3番地ほか
立地 つくば市の南西部,西谷田川左岸の標高約20mの台地上
調査原因 上河原崎・中西特定土地区画整理事業
委託者 茨城県土浦土木事務所つくば支所
調査期間 2019年8月1日〜2020年3月31日
調査面積 6,871㎡
種類 集落跡
主な時代 旧石器時代,縄文時代,古墳時代
主な遺構 竪穴建物跡(8棟),土坑(29基),陥し穴(1基),溝跡(2条),石器集中地点(1か所),ピット群(1か所)
主な遺物 縄文土器(深鉢),土師器(高坏・坩・壺・甕),土師質土器(小皿・内耳鍋),土製品(土玉・管状土錘・舟形土製品),石器(剥片・石核・石鏃・尖頭器・使用痕のある剥片),石製品(勾玉・砥石),ガラス製品(臼玉),金属製品(鉄鏃・鉄斧)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果 (2019.12)

旧石器時代の石器集中地点の調査をおこない,当遺跡の調査が終了しました。第1号石器集中地点からは,主に黒曜石やチャートの剥片などが38点出土しました。なかには黒曜石の尖頭器や使用痕のある剥片などの石器も出土しました。
 
調査が終了した上河原崎前山遺跡 石器の出土状況
 
 

調査の状況 (2019.10)

古墳時代の遺構調査が終了しました。確認した7棟の竪穴建物跡は,全て古墳時代中期のものでした。出土した遺物に,舟を模した土製品や,青色や赤色のガラス製小玉など県内でも珍しいものがある点が注目されます。今後は旧石器時代の石器集中地点の調査を進めていきます。
 
舟形土製品が出土した第5号竪穴建物跡 古墳時代中期の舟形土製品
 
 

調査の状況

8月から調査が始まりました。現在は竪穴建物跡の調査を行っています。確認した竪穴建物跡はほとんどが古墳時代中期のもので,調査区の南側に点在しています。また,第1号竪穴建物跡からは形をよくとどめた土師器の高坏や,約1cmの小さな勾玉など,貴重な遺物も出土しました。
 
倒れた状態で出土した高坏 第1号竪穴建物跡で出土した勾玉
 
 

元中北東藤四郎遺跡(もとなかきたひがしとうしろういせき 08-220-381) [ご案内マップ]
18 860 800*21

所在地 茨城県つくば市上河原崎元中北字東藤四郎58-2番地ほか
立地 つくば市の南西部,西谷田川左岸の標高約20mの台地上
調査原因 上河原崎・中西特定土地区画整理事業
委託者 茨城県土浦土木事務所つくば支所
調査期間 2019年11月1日〜2020年3月31日
調査面積 23,557㎡
種類 集落跡
主な時代 旧石器時代・縄文時代・古墳時代・平安時代
主な遺構 竪穴建物跡(63棟),土坑(127基),溝跡(2条),火葬墓(1基),炉跡(1基),集石遺構(1基),遺物包含層(2か所),石器集中地点(1か所)
主な遺物 縄文土器(深鉢),土師器(椀・高坏・坩・壺・甕・鉢・甑),須恵器(坏・甕),土製品(土玉・炉器台),石器(剥片・ナイフ形石器・尖頭器・スクレイパー・使用痕のある剥片・石鏃・楔形石器・磨石・敲石・石皿),石製品(勾玉・有孔円板・剣形・紡錘車・砥石・石臼),鉄製品(刀子・鎌・釘・鉄鏃)
*主な時代をクリックすると年表が出ます。
 

調査の成果 (2020.3)

調査によって古墳時代の竪穴建物跡などをはじめとする多くの遺構を確認しました。広大な調査区のなかで,確認した建物跡は全て古墳時代中期のもので,上河原崎前山遺跡とほぼ同時期に存続した集落であることがわかりました。両遺跡は近接した位置にあるため強く関連していたことがうかがえ,短期間で建物が60棟を超える大規模な集落であったことが明らかになりました。
 
元中北東藤四郎遺跡と上河原崎前山遺跡 藤四郎リーフレット [PDF]
 
 

調査の状況 (2020.2)

これまでに古墳時代の竪穴建物跡約60棟の調査が終了しました。いずれも同じ時期の建物跡ですが,その様子はそれぞれ異なっており,多量の土器が出土したものがあれば,焼けた土や炭化した木材が出土し土器の少ないものなど色々なものがあり,建物の廃棄の状況を考えると興味深いです。
 
多くの土器が出土した竪穴建物跡 焼け落ちた竪穴建物跡
 
 

調査の状況 (2020.1)

古墳時代中期の竪穴建物跡は,コーナー部に貯蔵穴が設けられているものが多く,その内部や周辺からは土器などの遺物がまとまって出土することがあります。なかには建物の廃絶に伴って,壊れた土器を重ねていたり,土器と炭化材がまとめて廃棄されるなど,色々な様子がうかがえます。
 
重なり合う高坏と坩 炭化材とともに捨てられた土器
 
 

調査の状況 (2019.12)

古墳時代中期の竪穴建物跡を調査しています。同じ時期の竪穴建物跡でも,一辺が8mを超すものから5m弱の比較的小さなものまで様々です。小さい竪穴建物跡でも多くの土器などが出土しており,遺物にも興味がひかれます。
 
一辺約5mの竪穴建物跡 壁際にまとめて捨てられた土器類
 
 

調査の状況 (2019.11)

調査を開始し,遺構確認作業の結果,70棟を超える竪穴建物跡などを確認しました。上河原崎前山遺跡と同じく古墳時代の土器が多く出土しています。現在調査中の遺構では,焼けた土器や炭化した木材が出土した焼失竪穴建物跡を確認しました。
 
焼失した竪穴建物跡 散在する土器や炭化材
 
 

 



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