下大賀遺跡
しもおおがいせき
調査員のイチオシ
主な時代 | 古墳時代 |
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下大賀遺跡出土のガラス小玉と瑪瑙の勾玉
date on: 2025.10
調査員のイチオシは、古墳時代後期(約1,400年前)の古墳から出土したガラス小玉と瑪瑙(めのう)の勾玉です。
遺体を埋葬する玄室からは、300点以上のガラス小玉が出土し、小玉に通した紐は見つかりませんでしたが、一部は数珠繋ぎの状態で確認されました。これらは古墳に葬られた人が身に着けていた装飾品と考えられ、ガラス小玉のブルーと瑪瑙のオレンジの対照色は美しさが目に映えます。古墳に埋葬された人がどんな人だったのか詳しく知ることはできませんが、美しく色鮮やかなこれらの装飾品は、身に着けた人の権威や身分を示すもののひとつであったと考えられます。写真は出土状況を基に復元したものです。
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下大賀遺跡出土のガラス小玉と瑪瑙の勾玉