清水古墳群
しみずこふんぐん
調査員のイチオシ
| 主な時代 | 古墳時代 |
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清水古墳群出土の勾玉未成品
今日のイチオシは、古墳時代(約1,600年前)の石製模造品の勾玉未成品です。
第1号竪穴住居跡の北壁中央部の下層から出土した本品は、長さ5.1cm、幅3.1cm、厚さ1.8cmの、丸みを帯びた形状をしています。その表面は形を作り出すために、敲いた痕跡や、刃物で削った痕跡が認められます。
石製模造品は、一般に古墳時代の祭祀具とされ、古墳や祭祀遺跡・集落から出土することが多く、マツリの痕跡と考えられています。
今回は、竪穴住居跡からの出土であり、本品のように製作途中のものや石の形を整えるための石器(敲石:たたきいし)、石くずが出土していることから模造品をつくるための工房跡と考えられます。この建物跡からは、ほかに臼玉の未成品も出土しています。
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清水古墳群出土の勾玉未成品と工作の痕跡