鎌田遺跡
かまたいせき
調査員のイチオシ
主な時代 | 縄文時代 |
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鎌田遺跡出土の縄文土器
date on: 2025.10
調査員のイチオシは、つくばみらい市の鎌田遺跡から出土した縄文時代中期後葉(約4,500年前)の深鉢です。
高さは約20㎝で口縁部には、トンボの目玉のような眼鏡状突起を中心に交互刺突文が施されています。
縄文土器の器形や文様は地域や時期によって「流行」があります。眼鏡状把手と交互刺突文を組み合わせた文様は関東地方東部の縄文時代中期後半に見られるもので、地域や時期のメルクマールになります。
この深鉢は煮炊きに使われた調理具ですが、器形や文様を観察することで、いろいろなことを私達に教えてくれます。
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鎌田遺跡出土の深鉢