高渡館跡
たかわたりたてあと
調査員のイチオシ
主な時代 | 平安時代 |
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高渡館跡から出土した調理具と食器
date on: 2025.10
調査員のイチオシは、平安時代(約1,200年前)の食に関わる土器です。中央にある大きな土器は羽釜(はがま・左)と甕(右)です。羽釜は胴部に鍔(つば)が付いており、竈の口にすっぽりとはめ込めるようになっています。この土器の出現により調理方法にどのような影響が出たのかは不明ですが、米はこれらの土器の上に甑(こしき・セイロ)を載せて蒸しあげた強飯(こわいい、こわめし)や粥(かゆ)を作って食べていました。
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高渡館跡出土の食に関連する土器