発掘遺跡一覧

三條院城跡

さんじょういんじょうあと

所在地 茨城県つくばみらい市南太田420-5 ほか
立地 つくばみらい市東部、中通川左岸の標高約12~13mの台地上及び低地
調査期間 2022年4月1日~7月31日
調査面積 432㎡
主な時代 縄文時代室町時代
主な遺構 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・甕)、須恵器(高台付坏・盤・蓋)、陶器(天目茶碗・甕・擂鉢)、磁器(碗)、土師質土器(小皿・内耳鍋)、石器(石鏃・剥片)、石製品(石臼)、金属製品(銅鉢・煙管)、銭貨(寛永通寳)
主な遺物 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・甕)、須恵器(高台付坏・盤・蓋)、陶器(天目茶碗・甕・擂鉢)、磁器(碗)、土師質土器(小皿・内耳鍋)、石器(石鏃・剥片)、石製品(石臼)、金属製品(銅鉢・煙管)、銭貨(寛永通寳)

調査の成果

date on: 2022.07

竪穴建物跡1棟、方形竪穴遺構3基、地下式坑2基、土坑17基をはじめ、城跡に関する郭1か所と帯曲輪1か所、堀跡1条、ピット群1か所などを確認しました。城跡南東部の郭と考えれる平坦部からは、縄文時代中期後葉の竪穴建物跡が確認され、集落が広がっていたことがわかりました。また、郭からは深さ約3mほどの地下式坑2基を確認し、うち1基の床面には浅い掘り込みやピットが備わっていました。今回の調査によって、三條院城跡の一端が明らかになりました。

  • 調査区全景(北東から)

  • 底面に付属施設を持つ地下式坑

調査の状況

date on: 2022.05

三條院城跡は、伊奈台地の縁辺部に立地しており、南北約300m、東西約150mの中世城跡です。現況は山林で、3つの郭から構成された連郭式の城跡とされています。当城跡は史料や伝承などが少なく、貴重な調査となります。調査区は、城跡南東部の郭で、北東側斜面部から帯曲輪跡や溝跡などを確認しました。

  • 低地部に臨む三條院城跡

  • 城跡南東部の調査区

つくばみらい東事務所

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