上境旭台貝塚
かみざかいあさひだいかいづか
所在地 | 茨城県つくば市栄字毘沙門439番1ほか |
---|---|
立地 | つくば市の東部,桜川右岸の標高21~27mの台地斜面部 |
調査期間 | 2017年1月1日~3月31日 |
調査面積 | 669㎡ |
主な時代 | 縄文時代江戸時代 |
主な遺構 | J区 縄文土器(深鉢・注口土器),陶器(皿・碗),鉄製品 K区 縄文土器,土製品,石器・石製品 |
主な遺物 | J区 縄文土器(深鉢・注口土器),陶器(皿・碗),鉄製品 K区 縄文土器,土製品,石器・石製品 |
調査の状況
今年の1月から調査を進めています。今回の調査区は,台地上(J区)と斜面部(K区)の2か所です。台地上の調査は終了し,土坑16基と溝跡1条を確認しました。出土した遺物は縄文時代後期から晩期にかけてのものを含んでいますが,確認した土坑や溝跡の時期や性格は不明なものが多いです。斜面部の調査区(K区)では,多量の縄文土器や石器を含む遺物包含層と斜面を埋めつくす貝層を確認しました。貝層はヤマトシジミが主体で,北側の斜面上方から谷に向かって厚く堆積しているものと考えられます。現在は多量の縄文土器などを含む遺物包含層の掘り込み作業を進めています。貝層の調査は来年度になってから本格的に着手する予定です。
-
土坑や溝跡を確認した台地上の調査区(J区)
-
斜面部で確認した貝層と遺物包含層