上河原崎前山遺跡
かみかわらざきまえやまいせき
所在地 | 茨城県つくば市大字上河原崎字前山403-3番地ほか |
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立地 | つくば市の南西部,西谷田川左岸の標高約20mの台地上 |
調査期間 | 2019年8月1日~2020年3月31日 |
調査面積 | 6,871㎡ |
主な時代 | 旧石器時代縄文時代古墳時代 |
主な遺構 | 縄文土器(深鉢),土師器(高坏・坩・壺・甕),土師質土器(小皿・内耳鍋),土製品(土玉・管状土錘・舟形土製品),石器(剥片・石核・石鏃・尖頭器・使用痕のある剥片),石製品(勾玉・砥石),ガラス製品(臼玉),金属製品(鉄鏃・鉄斧) |
主な遺物 | 縄文土器(深鉢),土師器(高坏・坩・壺・甕),土師質土器(小皿・内耳鍋),土製品(土玉・管状土錘・舟形土製品),石器(剥片・石核・石鏃・尖頭器・使用痕のある剥片),石製品(勾玉・砥石),ガラス製品(臼玉),金属製品(鉄鏃・鉄斧) |
調査の成果
date on: 2019.12
旧石器時代の石器集中地点の調査をおこない,当遺跡の調査が終了しました。第1号石器集中地点からは,主に黒曜石やチャートの剥片などが38点出土しました。なかには黒曜石の尖頭器や使用痕のある剥片などの石器も出土しました。
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調査が終了した上河原崎前山遺跡
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石器の出土状況
調査の状況
date on: 2019.10
古墳時代の遺構調査が終了しました。確認した7棟の竪穴建物跡は,全て古墳時代中期のものでした。出土した遺物に,舟を模した土製品や,青色や赤色のガラス製小玉など県内でも珍しいものがある点が注目されます。今後は旧石器時代の石器集中地点の調査を進めていきます。
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舟形土製品が出土した第5号竪穴建物跡
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古墳時代中期の舟形土製品
調査の状況
8月から調査が始まりました。現在は竪穴建物跡の調査を行っています。確認した竪穴建物跡はほとんどが古墳時代中期のもので,調査区の南側に点在しています。また,第1号竪穴建物跡からは形をよくとどめた土師器の高坏や,約1cmの小さな勾玉など,貴重な遺物も出土しました。
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倒れた状態で出土した高坏
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第1号竪穴建物跡で出土した勾玉