発掘遺跡一覧

与曽内遺跡

よそうちいせき

所在地 茨城県龍ケ崎市塗戸町991番地ほか
立地 龍ケ崎市の東部,利根川低地に面した標高約25mの台地縁辺部
調査期間 2017年6月1日~6月30日
調査面積 475㎡
主な時代 弥生時代奈良時代江戸時代
主な遺構 縄文土器(深鉢),弥生土器(壺),土師器(甕),須恵器(坏・蓋),土師質土器(鉢・内耳鍋・甕),陶器(碗・蓋・鉢・香炉・灯明受皿・秉燭),磁器(碗・皿・瓶・仏飯器・小坏),石器(石臼・砥石),金属製品(煙管),瓦,銭貨
主な遺物 縄文土器(深鉢),弥生土器(壺),土師器(甕),須恵器(坏・蓋),土師質土器(鉢・内耳鍋・甕),陶器(碗・蓋・鉢・香炉・灯明受皿・秉燭),磁器(碗・皿・瓶・仏飯器・小坏),石器(石臼・砥石),金属製品(煙管),瓦,銭貨

調査の成果

1か月間の調査が終了しました。竪穴建物跡は調査区域外に延びているため,一部しか調査できませんでしたが,奈良時代の土師器や須恵器などが出土しています。また,貼床下で確認したピット群からは,弥生土器が出土しています。崖際に構築されている塚は,地域では庚申塚といわれています。高さは約1mで,頂部には4基の石塔が崖に南面して集められていました。陶磁器などの遺物は塚の北側から出土していることから,当初は北側の台地平坦部に向けて石塔が据えられ,当地域の先人たちの信仰の対象になっていたと考えられます。短期間の調査でしたが,当地域の歴史を解明する資料を得ることができました。

  • 調査前の塚(南東から)

  • 塚検出状況(北東から)

  • 竪穴建物跡とピット群

  • 出土した陶磁器

竜ケ崎事務所