発掘遺跡一覧

原の内遺跡

はらのうちいせき

所在地 茨城県日立市石名坂町1丁目962-1番地ほか
立地 日立市南部、茂宮川左岸の標高57~60mほどの緩斜面部
調査期間 2021年4月1日~6月30日
調査面積 249㎡
主な時代 古墳時代奈良時代平安時代
主な遺構 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・高台付坏・甕)、須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・高盤・甕)、土製品(羽口)、石器・石製品(石鏃・砥石・臼玉・有孔円板・剥片)、銅滓、鉄滓
主な遺物 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・高台付坏・甕)、須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・高盤・甕)、土製品(羽口)、石器・石製品(石鏃・砥石・臼玉・有孔円板・剥片)、銅滓、鉄滓

調査の成果

date on: 2021.06

調査の結果、竪穴建物跡3棟、奈良・平安時代の掘立柱建物跡群や溝跡など多数の遺構を確認しました。また、調査区の南西部では、堀立柱建物の柱穴を埋め戻して、整地した痕跡を確認しました。そこでは、長径約30cm、深さ約10cmの楕円形の炉が造られており、炉内からは銅生産が伺える銅滓(どうさい)などの遺物が出土しています。

  • 古墳時代の竪穴建物

  • 銅製品を生産した炉跡

調査の状況

date on: 2021.05

5月の調査では、古墳時代の竪穴建物跡や、奈良・平安時代の掘立柱建物跡、区画溝跡などを確認しました。掘立柱建物跡は、掘方が約1m×0.6m、深さ約50cmの方形で、一般集落では見られない大型の建物です。公的な施設であった可能性があり、当遺跡の性格を知る上での好資料となりました。

  • 平安時代の掘立柱建物跡

  • 奈良~平安時代の区画溝

日立事務所

〒319-1225 茨城県日立市石名坂町2-10-1付近