原の内遺跡
はらのうちいせき
所在地 | 茨城県日立市石名坂町1丁目1013-1番地ほか |
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立地 | 日立市南部,茂宮川左岸の標高57~60mほどの緩斜面部 |
調査期間 | 2020年6月1日~7月31日 |
調査面積 | 284㎡ |
主な時代 | 縄文時代古墳時代 |
主な遺構 | 縄文土器,土師器,須恵器,石器・石製品(打製石斧・磨石・凹石・石皿・剥片・臼玉),金属製品(不明),自然遺物(貝殻・獣骨・魚骨) |
主な遺物 | 縄文土器,土師器,須恵器,石器・石製品(打製石斧・磨石・凹石・石皿・剥片・臼玉),金属製品(不明),自然遺物(貝殻・獣骨・魚骨) |
調査の成果
date on: 2020.07
風倒木の窪地を利用して貝殻などを廃棄した地点貝塚を確認しました。出土している土器から縄文時代前期初頭と推測されます。この地点貝塚の一部を壊して,7世紀中葉の竪穴建物跡が構築されています。床面からは,アワビの殻が出土しました。このことから,常陸国風土記久慈郡の条にある「密筑里(みつきのさと)」,「石決明(せきけつめい=あわび)」との関連も推測される貴重な調査事例となりました。
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竪穴建物跡と地点貝塚(鉛直)
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床面から出土したアワビの殻