大堀遺跡
おおほりいせき
所在地 | 茨城県つくばみらい市南字大堀1989-1番地ほか |
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立地 | つくばみらい市北部、小貝川左岸の標高約20mの台地上 |
調査期間 | 2021年7月1日~8月31日 |
調査面積 | 742㎡ |
主な時代 | 縄文時代古墳時代平安時代 |
主な遺構 | 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・甕・高台付坏・高坏・皿・坩)、須恵器(坏・甕・甑)、石器(鏃・尖頭器・凹石・磨石)、石製品(管玉)、剥片、鉄滓 |
主な遺物 | 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・甕・高台付坏・高坏・皿・坩)、須恵器(坏・甕・甑)、石器(鏃・尖頭器・凹石・磨石)、石製品(管玉)、剥片、鉄滓 |
調査の成果
date on: 2021.08
縄文時代中期から平安時代にかけて、断続的に人々が生活していた跡を確認しました。同一の台地上の北側には中道遺跡が隣接しており、平成23・24年度につくばみらい市が実施した調査では、今回の調査と同時期の集落跡を確認しています。このことから、北側の中道遺跡から南側の台地縁辺に位置する当遺跡にかけて集落が広がっており、当遺跡がこの集落の南端にあたることが推測できます。
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縄文時代の石器(凹石・磨石・鏃)
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底面中央に小さな掘り込みをもつ直径3mほどの縄文時代の土坑
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中央よりやや西側に炉がある一辺5mほどの古墳時代の竪穴建物跡(上が西)
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東壁に竈がある一辺3mほどの平安時代の竪穴建物跡(上が東)
調査の状況
date on: 2021.07
7月から調査を開始しました。縄文時代や古墳時代、平安時代の竪穴住居跡をはじめ、複数の土坑や溝跡などを確認しました。当遺跡と同じ台地上では、これまでの調査で、縄文時代や平安時代の竪穴住居跡などが多数確認されていることから、同集落の可能性を想定しながら調査を進めていきます。
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調査状況(南方向から)
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土坑から出土した土師器皿