発掘遺跡一覧

小鶴西遺跡

こづるにしいせき

所在地 茨城県東茨城郡茨城町大字小鶴字西1436-2ほか
立地 茨城町北西部、涸沼川左岸の標高約5、6mの微高地
調査期間 2021年4月1日~7月31日
調査面積 9,727㎡(うち7,003㎡は表土除去・遺構確認)
主な時代 室町時代
主な遺構 縄文土器、土師質土器、瓦質土器、陶器、磁器、木製品、石器、金属製品
主な遺物 縄文土器、土師質土器、瓦質土器、陶器、磁器、木製品、石器、金属製品

調査の成果

date on: 2021.07

7月で調査を終了しました。調査区西部では、室町時代と考えられる堀跡の区画内で土坑を確認し、人骨や銭貨が出土しているものが数基みられました。また、東部では、堀跡に区画された平坦面で掘立柱建物跡を確認しました。これらの遺構から出土している中国産の磁器、瀬戸・美濃・常滑産の陶器、刀縁金具などの遺物からは武士層の存在が考えられ、城館跡の可能性が推測されます。また特筆すべきこととして、県内初の木箱に納められた多数のさし銭(紐に束ねられた銭貨)が出土しています。

  • 調査区東部全景

  • さし銭出土状況

調査の状況

date on: 2021.05

4月から小鶴西遺跡の調査が始まりました。現在は、土坑や井戸跡、溝跡などの調査を行っています。これらの遺構からは、中世の土師質土器(小皿、内耳鍋)、瓦質土器(火鉢)や陶器(碗・甕・擂鉢)、木製品、砥石、銭貨等が出土しています。

  • 遺構確認作業状況

  • 溝跡の調査状況

茨城町事務所

〒311-3107 茨城県東茨城郡茨城町小鶴1320-1付近