東大橋逆井遺跡
ひがしおおはしさかいいせき
所在地 | 茨城県石岡市大字東大橋字逆井2848-9番地ほか |
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立地 | 石岡市の南東部,園部川右岸の標高21~26mの台地縁辺部 |
調査期間 | 2015年7月1日~2015年12月31日 |
調査面積 | 1,683㎡ |
主な時代 | 縄文時代 |
主な遺構 | 縄文土器 |
主な遺物 | 縄文土器 |
調査の成果
東大橋逆井遺跡の調査が終了しました。縄文土器が出土し,炉跡が確認できたことから,縄文時代の人々が当地域で生活を営んでいたと考えられます。特に,出土した土器が尖底土器や浮島式土器の破片であることから,縄文時代早期や前期の頃には当地域が人々の生活の場になっていたと想像できます。
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調査が終わった東大橋逆井遺跡
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出土した縄文時代前期の土器
調査の状況
東大橋逆井遺跡の調査を本格的に始めました。表土除去後の遺構確認の結果,土坑64基,溝跡13条を確認しました。現在は,土坑と溝跡の掘り込みを進めています。土坑から出土した土器は少ないですが,ほとんどが縄文土器なので当遺跡の時期は縄文時代であると考えられます。今後は9月中の終了を目指して調査を進めていきます。
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遺構確認をする補助員
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調査区に広がる遺構
調査の状況
東大橋逆井遺跡は,東田中遺跡から北へ約1.6kmほどの所に位置しています。調査区域は斜面地で,縄文土器片などが採集でき,事前の試掘で縄文時代の土坑などが確認されています。本格的な調査は8月からで,2か月間を予定しています。遺構や出土遺物から縄文時代の人々の生活風景を垣間見たいと考えています。