橋爪遺跡
はしづめいせき
所在地 | 茨城県笠間市橋爪911-5ほか |
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立地 | 笠間市東部、涸沼川と涸沼前川に挟まれた標高約42~43mの台地上 |
調査期間 | 2021年度9月1日~10月31日 |
調査面積 | 524㎡ |
主な時代 | 縄文時代平安時代鎌倉時代室町時代戦国時代 |
主な遺構 | 縄文土器、土師器、須恵器、灰釉陶器、陶器、土製品、石器、金属製品 |
主な遺物 | 縄文土器、土師器、須恵器、灰釉陶器、陶器、土製品、石器、金属製品 |
調査の成果
date on: 2021.10
10月で調査を終了しました。調査の結果、調査区の南東部で縄文時代中期の竪穴建物跡、北西部で平安時代の竪穴建物跡を確認しました。縄文時代の竪穴建物跡は、確認状況から円形と推定でき、炉の壁面に石を使用した石囲炉と呼ばれる炉を確認しました。また、北東部から中央部では、現道に沿うように中世の道路跡を確認しました。道路跡は、当遺跡の西側に位置する中世の宍戸城跡の方向に延びていることから、関連性が考えられます。貴重な成果をあげることができました。
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縄文時代中期の竪穴建物跡
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中世の道路跡
調査の状況
date on: 2021.09
今月から調査を開始しました。縄文時代と平安時代の竪穴建物跡のほか、道路跡と考えられる遺構などを確認しています。今回の調査区周辺で過去に実施された市の調査でも、縄文時代の遺構が多数確認されていることから、当時の集落の広がりを想定しながら10月の調査を進めていきます。
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縄文時代の竪穴建物跡での掘り込み作業
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縄文時代の竪穴建物跡に投げ込まれた多量の土器片