清水古墳群
しみずこふんぐん
所在地 | 茨城県稲敷市桑山446-2番地ほか |
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立地 | 稲敷市の南部,利根川左岸の標高約28mの台地上 |
調査期間 | 2020年1月1日~3月31日 |
調査面積 | 600㎡ |
主な時代 | 縄文時代古墳時代平安時代江戸時代 |
主な遺構 | 縄文土器(深鉢),土師器(高台付坏・埦・高坏・小型甕),須恵器(坏・甕・長頸瓶),陶器(碗・擂鉢),磁器(碗),土製品(土玉),石器(鏃・敲石・磨石・砥石),石製品(有孔円板・剣型模造品・勾玉未製品),剥片 |
主な遺物 | 縄文土器(深鉢),土師器(高台付坏・埦・高坏・小型甕),須恵器(坏・甕・長頸瓶),陶器(碗・擂鉢),磁器(碗),土製品(土玉),石器(鏃・敲石・磨石・砥石),石製品(有孔円板・剣型模造品・勾玉未製品),剥片 |
調査の成果
date on: 2020.03
1月から開始した調査が終了しました。塚の下の層を掘り下げたところ,古墳時代の竪穴建物跡を確認しました。建物跡からは製作途中の勾玉や素材となる滑石の破片が出土しました。建物内で製作が行われたことが考えられます。また,須恵器の甕が出土した平安時代の土坑や,陶磁器が出土した江戸時代以降の道路跡を確認しました。遺構は確認できませんでしたが,塚の盛土からは縄文土器が多数出土しており,周辺に集落が存在していたことが想像されます。
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調査終了状況
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塚の下で確認した竪穴建物跡
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勾玉未製品(中央)と滑石片
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土坑から出土した須恵器の甕
調査の状況
date on: 2020.02
1月から調査を開始しました。調査区内には墳丘が存在し,古墳の可能性を考えて調査を進めましたが,埋葬施設や古墳の周囲に巡る溝は確認できませんでした。墳丘の盛土からは,縄文時代・古墳時代・平安時代の遺物が出土していることから,中世以降の塚と思われます。
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利根川低地を見下ろす墳丘
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墳丘の断面