牛頭座南遺跡
ごとうざみなみいせき
所在地 | 茨城県稲敷郡阿見町大字吉原字牛頭座3539-2番地 |
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立地 | 阿見町の南部,桂川右岸の標高約25mの台地上 |
調査期間 | 2019年4月1日~5月31日 |
調査面積 | 595㎡ |
主な時代 | 縄文時代 |
主な遺構 | 縄文土器,石器 |
主な遺物 | 縄文土器,石器 |
調査の成果
縄文時代中期後葉(約4,500年前)の集落跡を確認しました。今回確認した竪穴建物跡3棟からは炉跡や土器が見つかり、当時の人々の生活の様子を知ることができます。炉跡には赤く焼けた土(焼土)が見られ、家の中で暖をとったり、調理をしたりした痕跡と考えられます。平成29年度の調査で確認した竪穴建物跡と同時期で、短期間に営まれた集落であったことが判明しました。
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出土遺物(縄文土器)
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竪穴建物跡の完掘状況
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空から見た当遺跡(北から)
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空から見た当遺跡(東から)
調査の状況
重機による表土除去作業と遺構確認作業が終了し,本格的な調査が始まりました。当遺跡では平成29年度にも調査が行われており,縄文時代の集落跡を確認しています。今回の調査でも同じ時期のものと考えられる遺物が出土しており,集落が広がっているものとみられます。
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ジョレンを使った遺構確認作業
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竪穴住居跡の調査