番城内遺跡
ばんじょううちいせき
所在地 | 久慈郡大子町大字下津原字番城内ほか |
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立地 | 大子町南部、久慈川右岸の標高約90mの氾濫平野から台地上 |
調査期間 | 2023年10月10日~11月30日 |
調査面積 | 843㎡ |
主な時代 | 平安時代鎌倉時代室町時代戦国時代江戸時代明治時代 |
主な遺構 | 土師器、磁器、石器、鉄滓、自然遺物(骨) |
主な遺物 | 土師器、磁器、石器、鉄滓、自然遺物(骨) |
調査の成果
date on: 2023.12
2か月間の調査が終了しました。竪穴建物跡4棟の時期は、出土した土器から平安時代後葉と推測されます。また、今回の調査では、遺跡を覆う複数の砂層を確認しました。この砂層は、中世遺構の久慈川の氾濫による洪水砂と推測されます。調査地点は、久慈川右岸側の半島状に張り出した突端付近にあたります。平安時代の遺構は、北側と比べてやや標高の高い南側平坦部に分布していることから、当時から洪水による影響の少ない場所に集落を営んでいたと考えられます。
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調査区全景(鉛直)写真左が北
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調査区遠景(南東から)
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第20竪穴建物跡(東から)
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第20号竪穴建物跡の竃(東から)