石倉西遺跡
いしくらにしいせき
所在地 | 筑西市鍋山字前田189番地ほか |
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立地 | 筑西市東部、小貝川と大川に挟まれた標高約28mの平坦な低台地上 |
調査期間 | 2022年8月1日〜11月30日 |
調査面積 | 6,591㎡ |
主な時代 | 縄文時代古墳時代奈良時代平安時代鎌倉時代室町時代戦国時代 |
主な遺構 | 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・高台付坏・皿・耳皿・甕・甑・壺・椀)、須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・𤭯・甕・甑・高坏・鉢)、土師質土器(小皿・内耳鍋)、陶器(甕・擂鉢)、磁器(碗)、土製品(管状土錘、紡錘車、支脚)、石器(石鏃・剥片・磨石・凹石)、石製品(砥石・紡錘車)、金属製品(鎌・刀子・耳環・帯金具)、銭貨(咸平元寳・聖宋元寳)、自然遺物(人骨・馬骨・木材)、製鉄関連遺物(碗状滓・鉄滓) |
主な遺物 | 縄文土器(深鉢)、土師器(坏・高台付坏・皿・耳皿・甕・甑・壺・椀)、須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・𤭯・甕・甑・高坏・鉢)、土師質土器(小皿・内耳鍋)、陶器(甕・擂鉢)、磁器(碗)、土製品(管状土錘、紡錘車、支脚)、石器(石鏃・剥片・磨石・凹石)、石製品(砥石・紡錘車)、金属製品(鎌・刀子・耳環・帯金具)、銭貨(咸平元寳・聖宋元寳)、自然遺物(人骨・馬骨・木材)、製鉄関連遺物(碗状滓・鉄滓) |
調査の成果
date on: 2022.11
今年度の調査を終了しました。今回の調査で、竪穴建物跡37棟、掘立柱建物跡18棟、方形竪穴遺構6棟、土坑633基、井戸跡8基、溝跡9条、陥し穴2基、火葬施設3基、柱穴列5条、道路跡2条などを確認し、奈良時代から中世までの複合遺跡であることがわかりました。平安時代の竪穴建物跡が多く、県西地域における当該期の集落の様相を知る貴重な資料になります。
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今年度の調査を終えた石倉西遺跡(西から)
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調査区全景(鉛直)
調査の状況
date on: 2022.10
調査区東部から順次調査を進め、古墳時代後期と平安時代の竪穴建物跡や中世の土坑墓などを調査しました。古墳時代後期の第4号竪穴建物跡は、一辺約6.5mの方形で、土師器の坏や甕、須恵器の坏、蓋、金属製品などが出土しました。金箔が残る帯金具も出土しており、当地の集落の様相を知る大きな手がかりになりそうです。
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6本柱で大型の第4号竪穴建物跡
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第4号竪穴建物跡から出土した帯金具
調査の状況
date on: 2022.09
8月から始まった表土除去と遺構確認作業が終了しました。多くの遺構を確認しており、縄文時代と古墳時代から平安時代にかけての竪穴建物跡約80棟や、中世の溝跡や土坑群と考えられるものがあります。
調査区東部の土坑群からは、馬の頭部と脚部が出土しました。今後は、調査区中央部の竪穴建物跡を中心に調査を進めていきます。
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数多くの遺構が確認された調査区中央部
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馬骨が出土した第9号土坑