舟塚古墳群
ふなつかこふんぐん
所在地 | 茨城県水戸市大足町1327-4ほか |
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立地 | 水戸市の西部,桜川右岸の標高約42mの台地上 |
調査期間 | 2020年4月1日~9月30日 |
調査面積 | 653㎡ |
主な時代 | 平安時代 |
主な遺構 | 須恵器(長頸壺・短頸壺・広口壺) |
主な遺物 | 須恵器(長頸壺・短頸壺・広口壺) |
調査の成果
date on: 2020.05
5月から始まった舟塚古墳群の調査が終了しました。今回の調査では,縄文時代の人々が動物を獲るために掘った陥し穴(おとしあな)や,平安時代の,蔵骨器(ぞうこつき)と呼ばれる火葬骨を納める容器を埋納した跡を3か所確認しました。今回出土した蔵骨器は,斜め逆さに置いてあるものや逆さに置いてあるものなど,異なった形で確認しました。この時代の火葬は,僧侶や有力者など限られた人にのみ許された埋葬形態と言われており,蔵骨器の出土は,有力者の存在や仏教の浸透を裏付ける資料になると考えられます。
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舟塚古墳群の遠景(真上から)
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斜め逆さに置かれた蔵骨器(広口壺)
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逆さに置かれた蔵骨器(長頸壺)
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立てた状態の蔵骨器(短頸壺)