見川塚畑遺跡
みがわつかはたいせき
所在地 | 茨城県水戸市見川1丁目1234番1ほか |
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立地 | 水戸市の中央部,桜川左岸の標高24~27mの台地上 |
調査期間 | 2016年1月1日~2016年3月31日 |
調査面積 | 8,000㎡ |
主な時代 | 弥生時代平安時代江戸時代 |
主な遺構 | 弥生土器(広口壺),土師器(甕),須恵器(坏・壺),土製品(紡錘車),石器(鏃) |
主な遺物 | 弥生土器(広口壺),土師器(甕),須恵器(坏・壺),土製品(紡錘車),石器(鏃) |
調査の状況
1月から始まった調査は順調に進み,塚の調査が終了しました。塚は現地で保存されるため,盛り土の堆積状況を確認する調査を行いました。盛り土の中からは江戸時代の銭貨が出土しました。また,調査区南東の台地縁辺部に位置する第3号竪穴建物跡からは須恵器の坏や壺が出土しています。北隅には竈が設けられており,多量の焼土が確認出来ました。周辺には同時期と考えられる竪穴建物跡が確認できており,今後の調査で集落の様相を明らかにしていきたいと考えています。
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塚の調査終了状況
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北隅に竈のある第3号竪穴建物跡
調査の状況
1月から調査を開始しました。調査区の東部で確認できた竪穴建物跡からは,弥生土器片が多く出土しています。特に,第1号竪穴建物跡の東壁際から残りのよい広口壺が出土し,時期は弥生時代後期のものと考えられます。今後の調査で,当地における弥生時代の集落跡の様相を明らかにしていきたいと思います。
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建物跡を掘り込んでいる様子
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壁際から出土した広口壺