発掘遺跡一覧

鎌田遺跡

かまたいせき

所在地 茨城県つくばみらい市南太田278-2の一部
立地 つくばみらい市東部、中通川左岸の標高約20~24mの台地上
調査期間 2022年4月1日~7月31日
調査面積 672㎡
主な時代 縄文時代奈良時代平安時代
主な遺構 縄文土器(深鉢)、土師器(坏·甕)、須恵器(坏·甕·甑·蓋)、石器(打製石斧·磨製石斧·石鏃·磨石·凹石·石皿)
主な遺物 縄文土器(深鉢)、土師器(坏·甕)、須恵器(坏·甕·甑·蓋)、石器(打製石斧·磨製石斧·石鏃·磨石·凹石·石皿)

調査の成果

date on: 2022.06

令和2年度から継続していた当遺跡の調査が終わりを迎えました。今年度の調査では、縄文時代と奈良・平安時代の竪穴建物跡9棟、土坑約80基などを確認しました。調査区の北部から南西部は、縄文時代中期中葉から後期初頭にかけての集落が広がっていたものと考えられます。また、調査区の南端からは奈良・平安時代の竪穴建物跡が確認され、当時の集落が台地縁辺部付近にまで広がっていたことがわかりました。

  • 上空から見た調査区(西から)

  • 重なり合って確認された竪穴建物跡や土坑

調査の状況

date on: 2022.05

今回の調査範囲については、令和2年度から調査が始まり、今年度で3年目となります。昨年度の調査区の南側に位置し、竪穴建物跡や土坑などを確認しました。調査区の西端では、縄文時代の遺構が数多く存在し、昨年度に調査した縄文時代中期の集落跡の一部と考えられます。また、調査区の南端の第153号竪穴建物跡からは、土師器の坏や甕、須恵器の坏や蓋などが出土しました。縄文時代、奈良・平安時代の集落の全体像を検討しながら、調査を進めていきます。

  • 第153号竪穴建物跡から掘り出された土器

  • 姿をあらわした第153号竪穴建物跡

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