鎌田遺跡
かまたいせき
| 所在地 | 茨城県つくばみらい市南太田293付近 |
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| 立地 | つくばみらい市東部,中通川左岸の標高約20~24mの台地上 |
| 調査期間 | 2020年12月1日~2021年3月31日 |
| 調査面積 | 4,818㎡のうち1,541㎡ |
| 主な時代 | 縄文時代奈良時代平安時代 |
| 主な遺構 | 縄文土器(深鉢・浅鉢),土師器(坏・甕),須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・高盤・甕・鉢・甑),土製品(土器片錘・土玉),石器・石製品(石鏃・打製石斧・磨製石斧・磨石・敲石・凹石・石皿・紡錘車・砥石),金属製品(刀子・鎌・釘・鏃・鋤先・銭貨),剥片,鉄滓 |
| 主な遺物 | 縄文土器(深鉢・浅鉢),土師器(坏・甕),須恵器(坏・高台付坏・蓋・盤・高盤・甕・鉢・甑),土製品(土器片錘・土玉),石器・石製品(石鏃・打製石斧・磨製石斧・磨石・敲石・凹石・石皿・紡錘車・砥石),金属製品(刀子・鎌・釘・鏃・鋤先・銭貨),剥片,鉄滓 |
調査の状況
date on: 2021.03
今年度の調査では,縄文時代や奈良・平安時代を中心とする集落跡を確認しました。奈良・平安時代の竪穴建物跡は多くが重なり合って確認され,近い場所に何度も建物が作られた様子がうかがえます。前回の調査と合わせ,広い範囲にわたる大規模な集落であったことが明らかになりました。
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遺跡遠景
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調査の状況
調査の状況
date on: 2021.02
奈良・平安時代の竪穴建物跡や掘立柱建物跡などを調査しています。第103号竪穴建物跡は,一辺が7mを超える方形で,北壁に竈が付設されていました。時期は奈良時代の初め頃と考えられます。今回の調査で確認した竪穴建物跡の中で最も大きく,前回の調査で確認した91軒の竪穴建物跡を含めても2番目の大きさです。
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一辺7mを超える第103号竪穴建物跡
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2間×3間の第28号掘立柱建物跡
調査の状況
date on: 2021.01
遺構確認作業が終了し,調査を開始しました。鎌田遺跡は,平成11年の調査において奈良・平安時代を中心とする大規模な集落跡であったことが明らかになっています。今回の調査では,縄文時代や奈良・平安時代の竪穴建物跡,掘立柱建物跡などを確認しました。第107号竪穴建物跡は,直径およそ5mの円形で,時期は土器の特徴から縄文時代中期(約4,500年前)と考えられます。
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第107号竪穴建物跡の遺物出土状況
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床面から出土した縄文土器