長丁遺跡
ながちょういせき
所在地 | 茨城県坂東市弓田字長丁672番地ほか |
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立地 | 坂東市の中央部,江川左岸の標高12~18mの微高地及び台地上 |
調査期間 | 2020年4月1日~5月31日 |
調査面積 | 4,526㎡ |
主な時代 | 縄文時代室町時代江戸時代 |
主な遺構 | 縄文土器(鉢・深鉢),土師質土器(小皿・内耳鍋・擂鉢・徳利・香炉),陶器(猪口・椀・擂鉢・小皿・皿・甕・蓋),磁器(碗),土製品(人形),石器(鏃・打製石斧・磨製石斧・敲石・磨石・石皿・砥石・石臼),石製品(石剣・板碑・宝篋印塔),剥片,金属製品(銭貨),鍛冶関連遺物(羽口・鉄滓) |
主な遺物 | 縄文土器(鉢・深鉢),土師質土器(小皿・内耳鍋・擂鉢・徳利・香炉),陶器(猪口・椀・擂鉢・小皿・皿・甕・蓋),磁器(碗),土製品(人形),石器(鏃・打製石斧・磨製石斧・敲石・磨石・石皿・砥石・石臼),石製品(石剣・板碑・宝篋印塔),剥片,金属製品(銭貨),鍛冶関連遺物(羽口・鉄滓) |
調査の成果
date on: 2020.05
長丁遺跡の調査が終了しました。調査区の北側では,縄文時代中期の竪穴建物跡を確認しました。そのうちの1棟では,床面の中央部に土器が埋められており,火を受けて赤く変色していました。この場所を炉として使っていたと考えられます。また,縄文時代早期の土器を伴う炉穴を確認し,縄文時代の早い段階に人の営みが行われていることが判明しました。
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竪穴建物跡の床面に埋められた土器
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上空からみた長丁遺跡北部(写真右側が北)
調査の状況
date on: 2020.04
長丁遺跡の調査が始まりました。調査区南部で,室町時代から江戸時代にかけての遺構を多く確認しました。第2号井戸跡は漏斗状を呈し,径5mを超える大型のもので,天目茶碗や常滑甕,内耳鍋,宝篋印塔などの中世を代表する遺物のほか,鉄滓や羽口といった鍛冶関連遺物も出土しています。昨年度調査した談義所遺跡の北部で確認した中世の遺構や遺物と併せて,当遺跡の西部の字名「元屋敷」との関連が考えられます。
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多くの遺物が出土した第2号井戸跡
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上空から見た長丁遺跡南部