鶴ヶ居貝塚
つるがいかいづか
所在地 | 茨城県行方市山田2992-3番地ほか |
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立地 | 行方市の北東部,北浦に面した標高約34mの台地縁辺部 |
調査期間 | 2017年4月1日~5月31日 |
調査面積 | 807㎡ |
主な時代 | 縄文時代 |
主な遺構 | 縄文土器,土製品(土器片錘),石器(鏃・打製石斧・磨製石斧・凹石) |
主な遺物 | 縄文土器,土製品(土器片錘),石器(鏃・打製石斧・磨製石斧・凹石) |
調査の成果
昨年度から継続していた調査が終了しました。今年度の調査でも,重なり合った多数の袋状土坑などを確認し,堅果類の貯蔵の場が台地縁辺部にさらに広がっていることがわかりました。調査区中央部の土坑数は,約300基となりました。調査の結果,縄文時代の人々が恵まれた環境の中で木の実を採集し,動物を狩り,魚や貝などの漁をしていた生活ぶりがうかがえるなど,当地域の歴史を解明する良好な資料を得ることができました。
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袋状土坑の土層断面
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土坑から出土した縄文土器
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調査区全景(写真上は北浦)
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調査区中央部の袋状土坑群