報告書

下土師東遺跡

書名ふりがな しもはじひがしいせきに
書名 下土師東遺跡2
副書名かな ひがしかんとうじどうしゃどうみとせん(いばらきみなみIC~いばらきJCT)けんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 東関東自動車道水戸線(茨城南IC~茨城JCT)建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 315
編著者名 芳賀友博/大関 武/田原康司/小野政美/早川麗司
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20090323
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しもはじひがしいせき
遺跡名 下土師東遺跡
所在地ふりがな いばらきけんひがしいばらきぐんいばらきまちおおあざしもはじあざひがしやま
遺跡所在地 茨城県東茨城郡茨城町大字下土師字東山2401番地ほか
遺跡北緯度 36度19分27秒
東経度 140度24分17秒
遺跡標高 22~23m
調査期間 20051201-20060331,20060401-20060731,20070201-20070331,20070601-20070731,20080801-20080930
調査面積 16253㎡
調査原因 東関東自動車道水戸線(茨城南IC~茨城JCT)建設事業に伴う事前調査
種別 集落跡/墓域跡/その他
時代 縄文時代古墳時代奈良時代平安時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山江戸時代時期不明
遺構と遺物

縄文時代:陥し穴3基/縄文土器(深鉢)
古墳:竪穴住居跡65軒,掘立柱建物跡2棟,溝跡1条/土師器(坏・椀・坩・器台・高坏・壺・甕・甑),須恵器(坏・大甕),土製品(球状土錘・人物埴輪),石器・石製品(砥石・紡錘車・管玉・臼玉・石製模造品),自然遺物(炭化米)
奈良・平安:溝跡1条/須恵器(高台付坏)
中・近世:方形竪穴遺構1基,井戸跡2基,溝跡1条,土坑2基,道路跡1条,柵跡1列,墓坑50基/土師質土器(小皿),陶磁器(碗・片口鉢),金属製品(煙管・古銭)
不明:竪穴住居跡4軒,溝跡13条,土坑181基,方形周溝遺構1基,ピット群7か所

特記事項・要約 古墳時代前~後期の集落跡と江戸時代の墓域が確認されている。特に古墳時代前期の住居跡からは,炉器台が炉脇に設置された状態で出土しており,煮沸具である甕の使用法を考える上で重要な資料となる。また,古墳時代後期の住居跡から人物埴輪が出土している。投げ込まれたような状態で出土していることから,何らかの理由で捨てられたものと考えられる。
  • 下土師遺跡2遠景

  • 住居跡から出土した人物埴輪