報告書

中道遺跡

書名ふりがな なかみちいせき
書名 中道遺跡
副書名かな こくどう118ごうふくろだばいぱすどうろかいちくじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 国道118号袋田バイパス道路改築事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 445
編著者名 三浦裕介
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2020(令和2)年3月16日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな なかみちいせき
遺跡名 中道遺跡
所在地ふりがな いばらきけんくじぐんだいごまちおおざみなみたげあざなかみち218-1ばんちほか
遺跡所在地 茨城県久慈郡大子町大字南田気字中道218-1番地ほか
遺跡北緯度 36度45分39秒
東経度 140度22分23秒
遺跡標高 95~97m
調査期間 20170901~20171231
調査面積 4,273㎡
調査原因 国道118号袋田バイパス道路改築事業に伴う事前調査
種別 集落跡/その他
時代 平安時代時期不明
遺構と遺物

平安:竪穴建物跡10棟,掘立柱建物跡2棟,土坑17基/土師器(坏・高台付坏・高台付椀・小皿・鉢・甕・小形甕・甑),須恵器(甕),灰釉陶器(短頸壺・広口壺),緑釉陶器(瓶類),土製品(管状土錘),石器(砥石・磨石),金属製品(紡錘車・刀子・鉄釘)
その他:土坑99基/土師器(坏・高台付坏),須恵器(甕),石器(砥石)

特記事項・要約 当遺跡は,10世紀前葉から11世紀中葉にかけての集落跡で,最盛期は10世紀前葉である。竪穴建物の形態は,煙道部の長い竈や,東西に竈を有するもの,竈と炉が伴うものなど,東北地方南部の特徴をもっている。出土した鉄製紡錘車は,製糸作業に関わる集落の性格を示す遺物として注目される。
  • 写真1 調査区遠景(東から)

  • 写真2 出土した4点の紡錘車