報告書

仁井谷遺跡

書名ふりがな にいやいせき かみおかかみ  ふるやしきいせき  かのうみなみまええいいせき 
書名 仁井谷遺跡  神岡上遺跡  古屋敷遺跡  叶南前A遺跡
副書名かな いっぱんけんどうさとねかみおかかみせんどうろかいりょうじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 一般県道里根神岡上線道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 275
編著者名 早川麗司/ 渡邉浩実
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20070323
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな にいやいせき 
遺跡名 仁井谷遺跡
所在地ふりがな いばらきけんきたいばらきしせきなみまちかみおかかみ
遺跡所在地 茨城県北茨城市関南町神岡上3001番地
遺跡北緯度 36度49分50秒
東経度 140度45分49秒
遺跡標高 5.6~6.5m
調査期間 20051101-20060331
調査面積 3564㎡
調査原因 一般県道里根神岡上線道路改良事業に伴う事前調査
種別 集落跡
時代 古墳時代奈良時代平安時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山江戸時代時期不明
遺構と遺物

古墳時代:竪穴住居跡10軒,掘立柱建物跡1棟,方形竪穴遺構2基,道路跡1条,溝跡2条/土師器,須恵器,陶器,手捏土器,石器(敲石・磨石・砥石・支脚),土製品(紡錘車),鉄製品(刀子・釘)
奈良・平安時代:竪穴住居跡9軒,掘立柱建物跡11棟,柵跡2条,火葬墓1基,ピット群1か所,溝跡2条,土坑5基/土師器,須恵器,石器(敲石・磨石・砥石・支脚),石製品(紡錘車),土製品(紡錘車)鉄製品(刀子・釘・椀状滓)
不明:竪穴住居跡5軒,掘立柱建物跡3棟,方形竪穴遺構1基,柵跡2条,ピット群1か所,溝跡12条,土坑38基,ピット71基,円形周溝状遺構1基,不明遺構1基,泥炭層1か所/弥生土器,土師器,須恵器,手捏土器,円面硯,土製品(泥面子),石器(鏃・磨石・台石・砥石),鉄製品(刀子・火打ち金),古銭

特記事項・要約 神岡上遺跡群の中の4遺跡で,古墳時代後期に本格的に集落が形成され始め,律令期の開始とともに栄えた多珂郡新居郷に属する集落群である。仁井谷遺跡で確認された住居跡からは,東北地方南部の古墳時代後期の土器である栗囲式土器が出土している。また,古代  の須恵器は,県内の須恵器の他に,いわきの窯で製作された須恵器や在地で製作された可能性がある須恵器も出土している。
  • 第1号道路跡完掘状況

  • 第13号住居跡竈土層