報告書

取手宿跡

書名ふりがな とりでしゅくあといち
書名 取手宿跡1
副書名かな としけいかくどうろかみしんまちかんじょうせん(ひがしこうく)がいろせいびじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 都市計画道路上新町環状線(東工区)街路整備事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 385
編著者名 木村光輝
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2014(平成26)年3月12日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな とりでしゅくあと
遺跡名 取手宿跡
所在地ふりがな いばらきけんとりでしひがし2ちょうめこう886-3ばんちほか
遺跡所在地 茨城県取手市東2丁目甲886-3番地ほか
遺跡北緯度 36度53分22秒
東経度 140度04分34秒
遺跡標高 6~8m
調査期間 20120402~20120630
調査面積 470㎡
調査原因 都市計画道路上新町環状線(東工区)街路整備事業に伴う事前調査
種別 宿場跡/その他
時代 江戸時代時期不明
遺構と遺物

江戸:礎石建物跡2棟,土坑6基,溝跡1条,整地層2か所/土師質土器(焙烙,手焙),瓦質土器(植木鉢),陶器(碗,皿,鉢,擂鉢,香炉,神酒徳利,仏花瓶,土瓶,秉燭,灯明皿,灯明受皿,土瓶蓋),磁器(碗,紅猪口,皿,猪口,小鉢,香炉,神酒徳利,ミニチュア瓶,土瓶,蓋),土製品(竈鍔,土人形),石器(砥石),鉄製品(鍋,和鋏),銅製品(蓋),銭貨(寛永通寶,文久永寶),瓦片(軒丸瓦,軒瓦,平瓦)
不明:礎石建物跡1棟,礎石列1列,礎石11か所,土坑17基,ピット群2か所/瓦質土器(火鉢,植木鉢),陶器(碗,皿,鉢,香炉,瓶,急須,蓮華,蓋),磁器(碗,紅猪口,皿,蓋),土製品(竈鍔,釦カ),石器(磨石,碁石カ),鉄製品(釘,煙管),銅製品(鋺,漏斗),銭貨(淳熈元寶,寛永通寶,文久永寶,半銭銅貨),瓦片(軒丸瓦,平瓦)

特記事項・要約 江戸時代から明治時代初頭まで続いた宿跡である。宿場の拡張として19世紀前葉に整地され,水戸街道沿いに礎石建物跡の町屋が建てられた。また,火災処理のための廃棄土坑から遺物が多数出土していることから,度重なる大火が有ったことを示している。
  • 街道沿いにあった礎石建物跡

  • 出土した陶器や磁器