報告書

中山遺跡

書名ふりがな なかやまいせき
書名 中山遺跡
副書名かな こくほきんどうだい14-03-620-0-051ごうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 国補緊道第14-03-620-0-051号埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 204
編著者名 成島一也
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20030326
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029 -225 -6587
遺跡名ふりがな なかやまいせき
遺跡名 中山遺跡
所在地ふりがな いばらきけんかさましおおあざふくはら
遺跡所在地 茨城県笠間市大字福原533番地の1ほか
遺跡北緯度 36度20分47秒
東経度 140度10分43秒
遺跡標高 71~89m
調査期間 20010901-20011130
調査面積 6334.72㎡
調査原因 一般県道土浦笠間線整備事業に伴う事前調査
種別 包蔵地/集落跡/墓域/道路跡/その他
時代 縄文時代平安時代鎌倉時代室町時代戦国時代江戸時代明治時代時期不明
遺構と遺物

縄文時代: 縄文土器(深鉢),石器(石鏃)
平安時代:竪穴住居跡 17軒,土坑 2基 / 土師器(坏・高台付坏・高台付椀・小皿・甕・甑),須恵器(坏・蓋・甕・長頸瓶),灰釉陶器(椀),土製品(紡錘車),石器(砥石)
中世~近世:地下式壙 5基,土壙墓 1基,土坑 80基,溝 4条 / 土師質土器(小皿・内耳鍋・擂鉢),陶器(皿),磁器(高麗青磁・碗),自然遺物(馬骨)
近世以降:道路跡 4条 / 土師質土器(小皿・内耳鍋),瓦質土器(火鉢),陶器(椀・擂鉢・甕),磁器(碗),金属製品(鉄釘・銅銭・不明鉄製品)
時期不明:掘立柱建物跡 1棟,土坑 94基,溝 2条 / 鍛冶関連遺物(鉄滓)

特記事項・要約 平安時代の集落跡と中世から近世にかけて形成された墓域と道路跡が中心。
平安時代前半の住居跡の竈の構築材に石材が使用されていた。
中世から近世にかけて,丘陵の中腹や斜面部に墓域が形成されている。地下式壙と土壙墓も確認され,地下式壙から馬骨,土壙墓から瀬戸・美濃系の菊皿が出土している。また,近世から使用されている現在の県道土浦笠間線は三期にわたって改修されている。
  • 中山遺跡 全景

  • 中山遺跡 出土遺物