塔ノ内南遺跡
書名ふりがな | とうのうちみなみいせき |
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書名 | 塔ノ内南遺跡 |
副書名かな | つくばあけのほくぶこうぎょうだんち(かくちょうまるに)ぞうせいせいびじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ |
副書名 | つくば明野北部工業団地(拡張②)造成整備事業地内埋蔵文化財調査報告書 |
シリーズ名 | 茨城県教育財団文化財調査報告 |
シリーズ番号 | 462 |
編著者名 | 齋藤貴稚 根本佑 野田良直 |
編集・発行機関 | 公益財団法人茨城県教育財団 |
発行年月日 | 2022(令和4)年3月18日 |
郵便番号 | 〒310-0911 |
住所 | 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2 |
電話番号 | 029-225-6587 |
遺跡名ふりがな | とうのうちみなみいせき |
遺跡名 | 塔ノ内南遺跡 |
所在地ふりがな | いばらきけんちくせいしねこしまあざためいにしはら613ばんち1ほか |
遺跡所在地 | 茨城県筑西市猫島字溜井西原613番地1ほか |
遺跡北緯度 | 36度16分50秒 |
東経度 | 140度02分07秒 |
遺跡標高 | 29〜30m |
調査期間 | 20190401〜20191030 |
調査面積 | 13,500㎡ |
調査原因 | つくば明野北部工業団地(拡張②)造成整備事業に伴う事前調査 |
種別 | 集落跡/館跡 |
時代 | 縄文時代古墳時代奈良時代室町時代 |
遺構と遺物 | 縄文:竪穴建物跡1棟、土坑18基/縄文土器(深鉢・注口土器・壺)、石器(石鏃・磨石・凹石) |
特記事項・要約 | 縄文時代と古墳時代前期、後期から奈良時代を中心とした集落跡と室町時代の館跡を確認した。古墳時代後期の竪穴建物跡が102棟確認され、栃木県から埼玉県に多くみられる赤みがかった粘土を使って作られた土師器が多数出土した。さらに、周囲に溝が廻り中央部を深く掘り込んだ井戸跡を十数基確認し、類似した井戸跡が栃木県南部の遺跡からも確認されている。当遺跡は、鬼怒川水系の支流に近く、水運によって他地域の文物が持ち込まれたものと思われる。また、室町時代の方形区画堀を確認した。館を区画していたと考えられる方形区画堀の内側からは掘立柱建物跡、井戸跡などが確認され、陶器の甕や磁器の碗、土師質土器の内耳鍋などが出土している。遺構や遺物などから中世館跡の一端が明らかになった。 |
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調査区全景(北から)
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第90号竪穴建物跡遺物出土状況