報告書

宿畑遺跡

書名ふりがな しゅくはたいせき
書名 宿畑遺跡
副書名かな しゅようちほうどういしおかちくせいせんどうろかいりょうじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 主要地方道石岡筑西線道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 300
編著者名 松本 直人
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20080324
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しゅくはたいせき
遺跡名 宿畑遺跡
所在地ふりがな いばらきけんいしおかししもはやしあざまんがんじ
遺跡所在地 茨城県石岡市下林字万願寺536番地の1ほか
遺跡北緯度 36度13分34秒
東経度 140度13分08秒
遺跡標高 18~27m
調査期間 20060601-20061130
調査面積 5,640㎡
調査原因 主要地方道石岡筑西線道路改良事業に伴う事前調査
種別 猟場/集落跡/工房跡/その他
時代 縄文時代古墳時代奈良時代平安時代時期不明
遺構と遺物

縄文時代:陥し穴2基/縄文土器(深鉢),石製品(石鏃・凹石)
古墳時代:竪穴住居跡4軒/土師器,須恵器,土製品(支脚),石製品(砥石・石製模造品)
奈良時代:竪穴住居跡8軒,土坑1基/土師器,須恵器,鉄製品(刀子),土製品(支脚),石製品(砥石)
平安時代:竪穴住居跡40軒,掘立柱建物跡1棟,溝跡1条,土坑3基/土師器,須恵器,灰釉陶器(手付瓶),緑釉陶器(段皿),鉄製品(刀子・鏃・釘・椀状滓),土製品(羽口・支脚・紡錘車・?),石製品(紡錘車),瓦(平瓦・丸瓦)
不明:竪穴住居跡5軒,遺物包含層1か所,溝跡1条,土坑130基/土師器,須恵器,陶器(碗),磁器(碗)

特記事項・要約 当遺跡は,縄文時代から平安時代にかけての複合遺跡である。平安時代の竪穴住居跡の中には、竃の補強財として瓦や?などを使用したものが認められた。これらの瓦類は,常陸国分寺跡出土のものと同様の特徴を示している。周辺には,常陸国分寺跡・国分尼寺跡の瓦類を製造した瓦塚窯跡が所在し,関連性が想定される。
  • 宿畑遺跡遠景

  • 第17号住居跡出土遺物