報告書

山王中坪遺跡

書名ふりがな さんのうなかつぼいせき
書名 山王中坪遺跡
副書名かな しゅとけんはんらんくいきていぼうきょうかたいさくじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次 5
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 428
編著者名 大武宣隆
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2018(平成30)年3月16日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな さんのうなかつぼいせき
遺跡名 山王中坪遺跡
所在地ふりがな いばらきけんさしまぐんごかまちおおあざさんのう1,497ばんちほか
遺跡所在地 茨城県猿島郡五霞町大字山王1,497番地ほか
遺跡北緯度 36度6分
東経度 139度46分29秒
遺跡標高 12~13m
調査期間 20160801~20160930
調査面積 980㎡
調査原因 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業に伴う事前調査
種別 堤防跡/集落跡
時代 江戸時代時期不明
遺構と遺物

江戸:堤防跡1条,土坑33基/土師質土器(蓋・焙烙・灯明皿),陶器(碗・小皿・鉢・擂鉢),磁器(碗・猪口・瓶),金属製品(釘・煙管),銭貨(寛永通寳,寳永通寳)
不明:溝1条,井戸跡2基,土坑56基,柱穴列跡4条,ピット群2か所

特記事項・要約 今回の調査では,調査区の東西に延びる第1号堤防跡を確認した。出土遺物から,この堤防が17世紀中葉から18世紀中葉の間に構築されたことが分かった。また,土層の堆積状況から,最初に築堤された状態から幅を広くする工事を行っていることや,大水の被害を受け,補修してきたことなどが分かった。
  • 調査区全景(南から)

  • 第1号堤防跡土層断面