報告書

島名熊の山遺跡

書名ふりがな しまなくまのやまいせき
書名 島名熊の山遺跡
副書名かな しまな・ふくだつぼいったいがたとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次 ⅩⅦ
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 328
編著者名 小澤重雄
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2010(平成22)年3月24日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しまなくまのやまいせき
遺跡名 島名熊の山遺跡
所在地ふりがな いばらきけんつくばしおおあざしまな1458ばんちの1ほか
遺跡所在地 茨城県つくば市大字島名1458番地の1ほか
遺跡北緯度 36 度3 分50 秒(36 度4分2秒)
東経度 140 度3 分34 秒(138 度43 分32 秒)
遺跡標高 18~24 m
調査期間 20060403~20070131
調査面積 7,929㎡
調査原因 島名・福田坪一体型特定土地区画内整理事業に伴う事前調査
種別 集落跡/その他
時代 古墳時代奈良時代平安時代時期不明
遺構と遺物

古墳:竪穴住居跡62 軒,土坑9基/土師器(坏・椀・坩・器台・高坏・壺・甕・甑),須恵器(坏・高坏・平瓶・甕),土製品(勾玉・管玉・土玉・紡錘車・支脚)石製品(管玉・丸玉・臼玉)
奈良:竪穴住居跡1軒,溝跡1条/土師器(坏・椀・甕・甑),須恵器(坏・蓋・高台付坏)
平安:竪穴住居跡14 軒,土坑7基/土師器(坏・高台付坏・甕・甑・高台付皿),須恵器(坏・高台付坏・盤・鉢・甕・小形短頸壺), 灰釉陶器(碗・長頸瓶),石器・石製品(砥石・支脚) ,金属製品(刀子・鏃)
不明:土坑50 基,ピット群4か所/縄文土器(深鉢),石器(削器・石斧・鏃),金属製品(刀・刀子・鏃・古銭)

特記事項・要約 当遺跡は,古墳時代から連綿と集落が営まれてる古代河内郡嶋名郷の中心集落である。今回の調査では,古墳時代前期と後期にかけての住居跡が多く確認された。また奈良時代の溝が確認され,これまでの調査と合わせて集落を囲む溝の様相が明らかとなった。
  • 上空から見た島名熊の山遺跡

  • 第2908号住居跡から出土した小形の土師器