報告書

本田遺跡

書名ふりがな ほんでんいせき
書名 本田遺跡
副書名かな いっぱんこくどう468ごうしゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどうしんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 313
編著者名 江原美奈子/大関 武
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20090323
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな ほんでんいせき
遺跡名 本田遺跡
所在地ふりがな いばらきけんさしまぐんさかいまちおおあざつかさき
遺跡所在地 茨城県猿島郡境町大字塚崎2916番地ほか
遺跡北緯度 36度07分30秒
東経度 139度46分52秒
遺跡標高 9.3~12.0m
調査期間 2007/04/02-2007/08/31
調査面積 5397㎡
調査原因 一般国道468号首都圏中央連絡自動車道新設事業に伴う事前調査
種別 集落跡/その他
時代 縄文時代古墳時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山時期不明
遺構と遺物

縄文:竪穴住居跡21軒,炉跡2か所,土坑88基,ピット群12か所,遺物包含層1か所/縄文土器,土製品(耳飾り・土偶・土版・土器片円盤・動物形土製品),石器(石鏃・打製石斧・磨製石斧・石皿・磨石・石錘),石製品(勾玉・石棒・石剣),貝類,獣骨
古墳:竪穴住居跡1軒/土師器(高坏・壺・ミニチュア土器),土製品(球状土錘),鉄製品(刀子)
中世・近世:掘立柱建物跡2棟,柵跡2列,井戸跡4基,土坑13基,溝跡19条,道路跡1条/土師質土器(小皿・鍋),陶器(椀・鉢・瓶),磁器(碗),石器(砥石),金属製品(煙管),古銭,瓦,漆器
不明:井戸跡5基,土坑34基,溝跡8条,ピット群1か所

特記事項・要約 縄文時代後・晩期,古墳時代中期,近世後半の複合遺跡であることが確認された。特に縄文時代では,低地に向かって緩やかに傾斜する台地上から縁辺部に住居群が配され,斜面部には多量の土器や石器などを含む遺物包含層が形成されるなど,縄文時代後・晩期の拠点的集落の様相の一部が捉えられた。特に後期後葉の第4号住居跡からは,多くの縄文土器や石器のほか,イノシシをはじめとする獣骨類などが出土している。 
  • 本田遺跡Ⅱ区全景

  • 縄文時代の住居跡