報告書

柴崎大堀遺跡

書名ふりがな しばさきおおほりいせき しばさきだいにちづか
書名 柴崎大堀遺跡 柴崎大日塚
副書名かな なかね・こんだだいとくていとちくかくせいりじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 中根・金田台特定土地区画整理事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次 ⅩⅩ
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 429
編著者名 盛野浩一 皆川貴之
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2018(平成30)年3月16日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しばさきおおほりいせき
遺跡名 柴崎大堀遺跡
所在地ふりがな いばらきけんつくばししばさきあざおおほり903-1ばんちほか
遺跡所在地 茨城県つくば市柴崎字大堀903-1番地ほか
遺跡北緯度 36度6分11秒
東経度 140度7分29秒
遺跡標高 26m
調査期間 20091001~20091031/20150201~20150331/20150901~20151130/20160901~20161130
調査面積 92㎡/4,252㎡/5,253㎡/1,300㎡
調査原因 中根・金田台特定土地区画整理事業に伴う事前調査
種別 包蔵地/狩猟場/その他
時代 旧石器時代縄文時代平安時代室町時代江戸時代時期不明
遺構と遺物

旧石器:石器集中地点1か所/剥片,石核
縄文:陥し穴6基/縄文土器(深鉢)
平安:土坑1基/土師器(坏・高台付椀),須恵器(坏・鉢),瓦(平瓦)
室町:堀跡1条,土塁2条
江戸:土坑1基/土師質土器(焙烙・甕),陶器(天目茶碗・丸碗・皿),瓦質土器(火鉢),銭貨(寛永通寳)
不明:土坑46基,溝跡7条

特記事項・要約 柴崎大堀遺跡は,旧石器時代から江戸時代にかけての複合遺跡であることが判明した。主体となるのは,室町時代から江戸時代にかけて使用された城郭関連遺構で,320m以上伸びる堀とそれに伴う土塁である。堀は,複数回にわたって形状を変えられており,堀の変化を追うことができる資料である。また,江戸時代に入ってからはその底面が墓域として利用された可能性がある。
  • 堀跡全景(東から)

  • 江戸時代の土坑から出土した陶器類