報告書

清水原山遺跡

書名ふりがな きよみずはらやまいせき
書名 清水原山遺跡
副書名かな ひがしかんとうじどうしゃどうみとせん(いたこ~ほこた)けんせつじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)建設事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 426
編著者名 海老澤稔
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2018(平成30)年3月16日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな きよみずはらやまいせき
遺跡名 清水原山遺跡
所在地ふりがな いばらきけんいたこしきよみずはらやま284の83ばんちほか
遺跡所在地 茨城県潮来市清水原山284-83番地ほか
遺跡北緯度 35度59分20秒
東経度 140度5分18秒
遺跡標高 36~38m
調査期間 20151101~20160331/20160401~20160630
調査面積 5,374㎡/1,482㎡
調査原因 東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)建設事業に伴う事前調査
種別 集落跡/その他
時代 縄文時代平安時代時期不明
遺構と遺物

縄文:竪穴建物跡11棟/炉跡2か所/地点貝塚4か所/土坑156基 縄文土器(有孔鍔付土器・深鉢・鉢・浅鉢・壺・蓋),石器(鏃・磨製石斧・石皿・磨石・敲石),石製品(石棒),土製品(土器片錘・土器片円盤・耳栓)
平安:溝跡1条 土師器(坏・甕),須恵器(坏・高台付坏)
不明:溝跡10条/道路跡1条/土坑77基

特記事項・要約 当遺跡は,縄文時代中期末葉を中心とする集落跡である。竪穴建物や貯蔵穴と思われる土坑は,環状帯内に配置されている。また,竪穴建物や土坑の廃棄後に,貝殻が投棄された地点貝塚4か所を確認した。当時の人々と霞ケ浦の強い結び付きを知ることができる。
遺物では,動物意匠把手をもつ土器が9点出土していることが注目される。把手は鳥を象ったもので,いずれも内側を向いており,出産に関する土器とする考えがある。
  • 貝殻が出土した竪穴建物跡

  • 動物意匠把手