報告書

大戸富士山遺跡

書名ふりがな はぐろやまいせきに  おおどふじやまいせきに
書名 羽黒山遺跡2 大戸富士山遺跡2
副書名かな やさしさのまち「さくらのさと」せいびじぎょうにともなうまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 やさしさのまち「桜の郷」整備事業に伴う埋蔵文化財調査報告書
巻次 8
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 293
編著者名 田原 康司
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20080324
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな おおどふじやまいせき
遺跡名 大戸富士山遺跡
所在地ふりがな いばらきけんひがしいばらきぐんいばらきまちおおあざふじやま
遺跡所在地 茨城県東茨城郡茨城町大字大戸字富士山3287番地の24ほか
遺跡北緯度 36度19分16秒
東経度 140度24分59秒
遺跡標高 24~29m
調査期間 20070401-20070531
調査面積 1,000㎡
調査原因 やさしさのまち「桜の郷」整備事業に伴う事前調査
種別 狩猟場/集落跡/不明
時代 縄文時代奈良時代平安時代時期不明
遺構と遺物

縄文時代:陥し穴2基
奈良・平安時代:竪穴住居跡5軒,掘立柱建物跡1棟/土師器,須恵器,鉄製品(刀子)
中・近世:溝跡1条/陶器(甕)
不明:土坑5基,柵跡1列/陶磁器

特記事項・要約 両遺跡は,小橋川左岸の同じ大地上に位置し,羽黒山遺跡は,縄文時代から近代にかけての複合遺跡で,遺物包含層から多量の縄文土器片が出土している。古墳時代から平安時代にかけては,竪穴住居跡,掘立柱建物跡が確認されている。大戸富士山遺跡も羽黒山遺跡と同様の遺構が確認されており,隣接する二つの遺跡は,縄文時代は狩猟の場,古墳時代前期と平安時代は,小橋川から延びる小支谷を取り囲むように集落が形成されていたものと考えられる。
  • 大戸富士山遺跡 完掘状況

  • 第4号陥し穴 完掘状況