報告書

炭焼戸東遺跡

書名ふりがな こもかむりきたいせき すみやきどひがしいせき
書名 菰冠北遺跡  炭焼戸東遺跡
副書名かな しゅようちほうどうちくせいつくばせんばいぱすどうろかいりようじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 主要地方道筑西つくば線バイパス道路改良事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 295
編著者名 市村 俊英
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 20080324
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな すみやきどひがしいせき
遺跡名 炭焼戸東遺跡
所在地ふりがな いばらきけんちくせいし(きゅうまかべぐんあけのまち)まつばらあざすみやきど
遺跡所在地 茨城県筑西市(旧真壁郡明野町)松原字炭焼戸628番地ほか
遺跡北緯度 36度15分44秒
東経度 140度02分12秒 
遺跡標高 26m
調査期間 20060801-20070331
調査面積 18,307㎡
調査原因 主要地方道筑西つくば線バイパス道路改良事業に伴う事前調査
種別 集落跡/墓跡/生産跡/その他
時代 縄文時代古墳時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山江戸時代時期不明
遺構と遺物

縄文時代:陥し穴5基,土坑1基/縄文土器(深鉢)
古墳時代:竪穴住居跡1軒/土師器,(坏・高坏・甕・甑・ミニチュア土器),須恵器(甕)
中世:掘立柱建物跡32棟,方形竪穴遺構4基,井戸跡43基,土坑246基,柵跡2列,溝跡80条,不明遺構4基,ピット群4か所,火葬土坑4基,墓坑10基/土師質土器(内耳鍋・擂鉢・小皿),陶器(碗・皿・御皿・水滴・花瓶・香炉),金属器(煙管,釘),銅製品(鞘金具),古銭,石器・石製品(硯・石臼・茶臼),人骨
近世:炭焼窯跡1基,土坑3基/磁器(碗),土師質土器(焙烙)
不明:土坑377基/陶器,磁器,鉄製品(包丁)

特記事項・要約 炭焼戸東遺跡は,15世紀から17世紀にかけての,上層農民層あるいは在地領主層の集落と考えられる。遺跡中央部の溝跡は生活域と墓域を区画するためのものと想定され,溝に囲まれた内部には,無数の柱穴があることから建物が数期にわたり建て替えられている。また,当遺跡の南には中世の遺跡である海老ヶ島城跡があり,関連がうかがえる。
  • 炭焼戸東遺跡 2・3・4区完掘状況(南西から)

  • 炭焼戸東遺跡 中世出土遺物集合