報告書

並松遺跡

書名ふりがな ふじまえいせき なみまついせき
書名 藤前遺跡 並松遺跡
副書名かな いっぱんこくどう123ごうせんかつらじょうほくばいぱすせいびじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 一般国道123 号桂常北バイパス整備事業地内埋蔵文化財調査報告書
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 343
編著者名 前島直人
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2011(平成23)年3月23 日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな なみまついせき
遺跡名 並松遺跡
所在地ふりがな いばらきけんひがしいばらきぐんしろさとまちいしづか1629ばんちほか
遺跡所在地 茨城県東茨城郡城里町石塚1629番地ほか
遺跡北緯度 36度48分39秒
東経度 140度38分05秒
遺跡標高 46 m
調査期間 20100104~20100331
調査面積 1,435 ㎡
調査原因 一般国道123 号桂常北バイパス整備事業に伴う事前調査
種別 集落跡/城館跡/その他
時代 平安時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山
遺構と遺物

平安:竪穴住居跡4軒/土師器(坏・鉢・甕・甑),須恵器(坏・高台付坏・甕・壺),金属製品(鍬先・不明)
中世:堀跡1条/土師質土器(皿・鍋),瓦質土器(内耳鍋・鍋・火鉢),陶磁器(皿・碗・擂鉢),石器・石製品(砥石),獣骨(馬歯)
時期不明: 土坑3基,溝跡2条/土師器(坏),須恵器(壺),瓦質土器(鍋)

特記事項・要約 並松遺跡では,平安時代の住居跡4軒と石塚城の外堀と考えられる堀跡を1条確認した。当遺跡は,藤前遺跡と同一台地上に隣接しており,確認されている遺構も同時期であることから同一集落と考えられる。第1号堀跡は,これまで判明していなかった堀跡で,中世石塚城の外堀跡の可能性があり,中世の石塚城の縄張りを知る貴重な資料になると考えられる。
  • 北上空から見た並松遺跡

  • 北壁に竈をもつ住居跡