報告書

釈迦新田遺跡

書名ふりがな しゃかしんでんいせき
書名 釈迦新田遺跡
副書名かな しゅとけんはんらんくいきていぼうきょうかたいさくじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ1
副書名 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業地内埋蔵文化財調査報告書1
シリーズ番号 352
編著者名 坂本勝彦
編集・発行機関 財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2012(平成24)年3月16日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しゃかしんでんいせき
遺跡名 釈迦新田遺跡
所在地ふりがな いばらきけんさしまぐんごかまちおおあざしゃかあざじぞうまえ2421の3ばんちほか
遺跡所在地 茨城県猿島郡五霞町大字釈迦字地蔵前2421の3番地ほか
遺跡北緯度 36度7分37秒
東経度 139度44分36秒
遺跡標高 10~11m
調査期間 平成22年1月4日~3月31日 平成23年1月1日~3月31日
調査面積 4,397㎡
調査原因 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業に伴う事前調査
種別 集落跡 荼毘所 その他
時代 縄文時代鎌倉時代南北朝時代室町時代安土桃山江戸時代時期不明
遺構と遺物

縄文:竪穴住居跡2軒 土坑2基 / 縄文土器(深鉢)
中世:井戸跡12基 火葬土坑4基 方形竪穴遺構8基 土坑47基 / 土師質土器(小皿) 陶器(鉢・擂鉢・片口鉢・甕) 石器(磨石・砥石) 銅製品(銭貨)
近世:土坑55基 / 堀跡1条 陶器(皿) 鉄製品(鎹) 銅製品(笄)
不明:井戸跡9基 溝跡20条 土坑120基 ピット群5か所 /  縄文土器(深鉢・浅鉢) 瓦質土器(焙烙・火鉢) 陶器(丸皿・徳利・水滴) 磁器(碗・皿) 石器(石錐・石鏃・打製石斧・磨製石斧・石皿・砥石) 銅製品(煙管)

特記事項・要約 縄文時代は,調査区の周囲に集落が存在していたと推測できる。中世は,火葬土坑が検出されたことから,荼毘所または墓域として利用されていたと考えられる。また,堀の覆土中からは近世の陶磁器が出土し,近世の人々の生業や水運に関する手がかりを得ることができた。
  • 東側上空から見た平成22年度調査区

  • 三重に縄文土器が埋設されていた炉跡