報告書

釈迦新田遺跡

書名ふりがな しゃかしんでんいせき2
書名 釈迦新田遺跡2
副書名かな しゅとけんはんらんくいきていぼうきょうかたいさくじぎょうちないまいぞうぶんかざいちょうさほうこくしょ
副書名 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業地内埋蔵文化財調査報告書
巻次 4
シリーズ名 茨城県教育財団文化財調査報告
シリーズ番号 418
編著者名 大久保芳紀
編集・発行機関 公益財団法人茨城県教育財団
発行年月日 2017(平成29)年3月17日
郵便番号 〒310-0911
住所 茨城県水戸市見和1丁目356番地の2
電話番号 029-225-6587
遺跡名ふりがな しゃかしんでんいせき
遺跡名 釈迦新田遺跡
所在地ふりがな いばらきけんさしまぐんごかまちおおあざしゃかあざじぞうまえ2411-1ばんちほか
遺跡所在地 茨城県猿島郡五霞町大字釈迦字地蔵前2411-1番地ほか
遺跡北緯度 36度7分37秒
東経度 140度44分36秒
遺跡標高 10m
調査期間 20150901〜20151031
調査面積 1,351㎡
調査原因 首都圏氾濫区域堤防強化対策事業に伴う事前調査
種別 集落跡/墓域/その他
時代 縄文時代室町時代江戸時代時期不明
遺構と遺物

縄文:竪穴建物跡6棟,土坑5基/縄文土器(深鉢・壺),石器・石製品(鏃・磨石・砥石)
室町:竪穴建物跡8棟,土坑6基/土師器(坏・高台付坏・高台付椀・甕・小型甕・甑・ミニチュア土器),須恵器(坏・蓋・甕・甑),土製品(紡錘車・支脚・円筒埴輪),石器・石製品(砥石・支脚),鉄製品(鏃・刀子・釘・不明),炉壁,羽口,鉄滓,転用坩堝,鋳型
江戸:瓦質土器(焙烙),陶器(皿・天目茶碗・甕・擂鉢・瓶カ),石器(砥石)
不明:掘建柱建物跡3棟,井戸跡1基,土坑37基,溝跡3条,柱穴列4条,ピット群1か所/縄文土器(深鉢・注口土器),瓦質土器(火鉢),土製品(円筒埴輪),石器(スクレイパー・鏃・石皿・凹石),石核,剥片

特記事項・要約 縄文時代から江戸時代にかけての複合遺跡である。縄文時代の集落跡は,前回調査と併せると中期後葉の加曾利EⅡ〜EⅣ式期と見られる。室町時代は,火葬施設や墓坑と考えられる長方形を呈する土坑が確認でき,墓域として土地利用されている。
  • 調査区全景(南西から)

  • 土坑から出土した縄文土器