お知らせ

今月のイチオシ(2025.1):鎌田遺跡出土の炉石に転用された石器

2025.1.1

発掘・整理遺跡

今月のイチオシは、縄文時代中期(約5,000年前)の竪穴住居内の石敷炉に使用された石器です。石敷炉とは、炉床面に石を敷いた炉で、自然礫と共に打製石斧、石皿、磨石、敲石の破片が使用されていました。これらは、使い込まれた痕跡が見られ、炉の構成材として再利用したと考えられます。縄文人の生活の一部がうかがえます。エコですね。